子どもの包茎の特徴
生まれたばかりの赤ちゃんは包茎が正常

新生児期には、ほとんどの男の子が包茎の状態で生まれてきます。この段階では亀頭と包皮が癒着しているので、無理にむこうとすると痛みや炎症の原因になってしまいます。この時期の包茎は正常であり、亀頭が露出しているのであれば、むしろ尿道下裂などの異常が疑われます。
成長とともに自然にむけるようになる
子どもの成長に伴い、亀頭と包皮の癒着は徐々に改善されていきます。3~4歳ごろから少しずつ包皮がむけ始め、小学校高学年から中学生ごろまでには自然にむけるようになるケースが多いです。ただし、これには個人差が大きいため、同年代の子と比較して焦る必要はありません。
子どもの包茎の経過(目安)
新生児期 | 尿道口全体は見えない |
---|---|
1才前後 | 尿道口全体が見える |
2才前後 | 亀頭の20%程度が見える |
7歳以上 | 亀頭の50%程度が見える |
治療が必要な場合
子どもの包茎は基本的に経過観察で問題ありませんが、以下のような症状がある場合は治療を検討する必要があります。
排尿時におちんちんの先端が膨らむ
排尿時に包皮の先端が風船のように膨らむ「バルーニング現象」が見られる場合、包皮口が狭く、尿の排出が妨げられている可能性があります。この状態が続くと排尿障害や尿路感染症のリスクが高まってしまいます。
おしっこが飛び散る
おしっこがあらぬ方向に飛び散る場合は、上記のバルーニング現象が原因で排尿に支障をきたしている可能性があります。幼少期であれば問題ありませんが、小学校高学年以降になっても一向に改善が見られない場合は、治療もご検討ください。
繰り返し亀頭包皮炎になる
包皮の内側や亀頭に繰り返し炎症が起きる場合、治療が必要となることがあります。お子様が頻繁におちんちんの腫れやかゆみ、痛みなどを訴える場合は、早めにご相談ください。
子どもの包茎の治療
日々のケア
日々のケアにより、包茎の自然な改善をサポートしてあげます。入浴時などに包茎の先端を優しく洗い、少しずつむけるようにしていきます。いきなりむくと激しい痛みを引き起こすだけでなく、カントン包茎になるリスクもありますので、少しずつ行いましょう。
軟膏治療
ステロイド軟膏を使用することで包皮口の柔軟性を高め、自然にむけるようにします。日々のケアを続けても改善が見込めない場合に検討します。
手術療法
上記2つの保存的治療で改善しない場合や、症状が重い場合には手術を検討します。大人の包茎手術は局所麻酔で行いますが、お子様の場合は全身麻酔で行います。
子どもの包茎に対する当院の治療方針
大阪市中央区の心斎橋藤井クリニックでは、お子様の包茎治療について特に慎重なアプローチを心がけています。定期的な経過観察と適切なケア方法のアドバイスを通じて、お子様の健やかな成長をサポートいたします。「成長に伴う自然な改善を見守る」という治療方針だからこそ、親御様の不安な気持ちに寄り添った、丁寧なアドバイスを心がけております。
また、治療が必要となった場合でも、必要以上の処置をご提案することはございません。お子様の包茎でお悩みの方は、どうか安心して当院へご相談ください。