肥満型包茎について

肥満型包茎は、下腹部の脂肪の蓄積によって陰茎(ペニス)が埋没し、結果的に包茎となっている状態です。もともと包茎ではない方でも、肥満が進行することでこの状態になることがありますので、体形の変化に伴う後天的な包茎と言えます。
埋没陰茎型包茎
肥満型包茎と似て非なるものに、埋没陰茎型包茎というものがあります。これは陰茎が必要以上に体内に引き込まれていることで起こる包茎で、勃起時にのみ本来のサイズが現れるのが特徴です。通常、勃起時は非勃起時の2倍以下の変化ですが、この状態では2倍以上に変化することがあります。
肥満が原因ではないため包茎手術での改善が難しく、根本的な改善のためには長茎術などの併用が必要となります。大阪市中央区の心斎橋藤井クリニックでは、包茎手術と長茎術の両方に対応しておりますので、患者様の状態にあわせた治療方針を立案可能です。
肥満型包茎の原因
下腹部の脂肪蓄積
肥満になると恥骨周辺に脂肪が蓄積します。この脂肪層が厚くなることで、陰茎の根元部分が埋もれてしまうために、包皮が余ってしまいます。体型によって脂肪の付き方には個人差がありますが、BMI(体格指数)が高い方ほど症状が顕著になる傾向があります。
陰茎の埋没
脂肪組織に埋もれることで、実際の長さよりも陰茎が短く見えるようになります。これにより相対的に包皮の割合が増えるため、包茎状態になりやすくなります。
脂肪による包皮の押し出し
周囲の脂肪組織からの圧力によって包皮が前方に押し出される形となり、亀頭が覆われやすくなります。仮性包茎のようになる場合が多いですが、時には真性包茎に近い状態にまで至ることもあります。
肥満型包茎による影響
男性器が小さく見える
恥骨上の脂肪に完全に埋もれて、陰茎が見えなくなります。男性器の機能に影響がなくても、外見へのコンプレックスから男性としての自信の喪失が起きたり、パートナーとの関係に悪影響が及んだりします。
衛生面での問題
非勃起時に包皮が亀頭を覆うようになり、通常の包茎と同様の状態になります。陰茎と脂肪組織の間に汗や皮脂が溜まりやすくなり、不快なにおいの原因となります。また、包皮内に恥垢が蓄積しやすくなることで、亀頭包皮炎などの炎症リスクも高まります。
機能面への影響
重度の場合、排尿時に尿が飛び散る(尿線散乱)、性行為(セックス)時に痛みを感じるなどの症状が起こることもあります。また、陰茎が短く見えることで心理的な不安を抱えてしまい、勃起不全(ED)に陥る可能性もあります。さらに、肥満自体もEDのリスクを高める要因となります。
肥満型包茎の治療
肥満型包茎の場合、包茎手術だけでは根本的な解決に至らないことが多いです。まずは肥満の改善から始め、必要に応じて包茎への対応を考えていく必要があります。
ダイエット
肥満型包茎の根本的な改善には、ダイエットによる肥満の解消がほぼ必須となります。生活習慣を改善して適切な体重管理を行い、脂肪を減らすことで包茎が改善することもあります。ただし、短期間での急激な減量は身体への大きな負担となりますので、長期的な視点で改善していくことが大切です。
長茎術
埋没陰茎型包茎のように、体内に必要以上に陰茎が引き込まれている場合には、陰茎を長くする長茎術が効果的な場合もあります。手術では陰茎を支持する靱帯を調整し、体内に埋もれている部分を適切に引き出します。
陰茎の長さと軽度な包茎を同時に改善できる可能性がありますが、肥満を解消しない限り根本的な解決とならない可能性もあります。
包茎手術
肥満の改善後も包茎状態が続く場合は、別途包茎手術も検討します。患者様の状態に応じて最適な手術方法をご提案いたします。
肥満型包茎の予防
当然のことですが、肥満にならなければ肥満型包茎が起こることもありません。肥満には様々な健康上のリスクがありますので、日常生活の中で以下を意識して予防するようにしましょう。
適切な体重管理
肥満型包茎の予防には、適切な体重を維持することが重要です。BMI25以下を目指し、日ごろからの体重管理を心がけましょう。
バランスの取れた食事
カロリー過多を避け、蛋白質、脂質、炭水化物をバランス良く摂取することが大切です。腹部脂肪の過剰な蓄積を防ぐためにも、糖質や脂質の過剰摂取には特に注意しましょう。
適度な運動
適度な運動は脂肪燃焼を促進し、適正体重の維持に役立ちます。ウォーキングやジョギングなど、続けやすい運動を習慣化することをお勧めします。